2015年10月24日

『ドラえもんも忘れてしまったのかも…』大山のぶ代さんと砂川啓介さんから学ぶ介護に対する心構え

ドラえもんの声優で有名な大山のぶ代さんの旦那さま、砂川啓介さんが、奥さんである大山さんが認知症であることを公表しました。

そしてその介護日記を公開しました。
それもなんと2700日にも及ぶもの。
内容はもちろん認知症介護がきれいごとなわけがなく、徘徊や幻想、排泄など、生々しいものとなっています。
そして現在の大山さんの認知症は進んでおり、5分前のことも忘れてしまっていたり、ご主人である砂川さんやマネージャーさんらといったごく身近な人しか分からなくなっているそうです。
そして、長年務めた国民的アニメ「ドラえもん」のことも分からなくなっており「ほら、ドラえもんやってるよと、僕が声をかけても反応はほとんどない。彼女はもう、自分がドラえもんだったことさえ覚えていないのかもしれない」ということです。

大山さんのドラえもん世代の私からしたら悲しい!
でも、やはり時は経つものなんですよね…人は年老いていくものだし物事は変わっていくものなんですよね…

なによりこの砂川さんの日記、夫婦として、そして夫として妻に対して、その想いを赤裸々に綴っているものだと思います。

でもね、やっぱ人間人生きれいごとなんて言ってらんないと思うんです。 

個人的な意見としては、この日記があったからこそ砂川さんは正気をある程度保てていたんだろうと思います。いわゆるセルフカウンセリングみたいな。

だって、今回奥さんの認知症を公表するまで、一人で(もちろんマネージャーさんなどのサポートもあったであろうけども)抱えてきたんですよね。
もう限界だったんじゃないかな。

認知症介護してる人たちを私はとても尊敬します。
でも彼ら、彼女らの『私がしないと』と思う気持ちが更にストレスを増やしていっている気がします。
もちろんこんなこと私が言えるのは、私が未だ認知症介護をした事がないからですし、
どのように彼等に対して手助けをする事ができるのかというのを知らないというのもあります。

もっと、社会が、認知症に限らず生活に障害を持った人たちに対して偏見をもたずに敬う心を持てれば『妻が認知症である事を公表する』ということ自体も何も勇気がいらずに出来るようになるのに…

私たち一人一人が、自分以外の人に対してもっと理解を示していけば、
認知症介護してる人に対しての心の手助け、
ほんの一日数時間の話し相手でも出来ればと思います…彼ら、彼女らのリフレッシュの為にも…

砂川さんは筆を執った理由を「僕たち夫婦が2人きりで歩いてきた半世紀。たとえ彼女が僕のことを忘れてしまっても、夫婦で過ごした日々が永久に残るように」と説明しているそうです。「“姉”であったはずのカミさんが今では娘のよう」との思いをタイトルに…ということです。
夫婦対談では「病気の君を置いて先には死ねないよ」と言う砂川さんに対して、大山さんは「啓介さん、ずっと一緒にいましょうね」と答えているそうで、夫婦が本当に愛し合って、そして支え合っているんだなぁと感じました。

愛があるからこそ乗り切れるのかもしれないけれど、でも、介護ってやっぱり砂川さんのようなケースが全てでは無いと思うし、何より大山さんは砂川さんが側にいて良かったなぁと心から思います。
日本全国には砂川さんのように吐き出せる場所が無い認知介護者は山ほど居ます。
そんな彼等が砂川さんの日記ですこしでも心が軽くなればと思います。
posted by Asha at 03:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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